
出会いによって学び、自身に生まれた変化
2024.12.26

当社で活躍する社員にインタビューをしました。
【入社年】2012年
【所属】輸出第二部 兼 営業戦略開発推進室
【担当業務】半導体・自動車部品等の輸出・三国間業務、新規ビジネス開発
【経歴】輸入部(東京)→福岡支店→輸出部 兼 営業戦略開発推進室(東京)
輸出入を経験し見えてきた営業の魅力
Q.入社からこれまでのキャリアについて教えてください
学生時代にロジスティクスの勉強をしていたため、就職活動は物流業界が中心でした。その中でも商社系であれば幅広い商材を扱えると思い当社に入社、最初に担当したのは砂糖の輸入案件でした。その後、食肉案件などを担当し、4年目が終わる頃に福岡支店に転勤になりました。福岡では輸入案件に加え、輸出・三国間案件も担当、その後、東京に戻り、自動車部品や半導体の部材の輸出案件を担当。2024年の4月からは営業戦略開発推進室との兼務になり、新たなビジネスを作り上げるといったミッションのもと、達成に向けて取り組んでいるところです。
ダイナミックな仕事に携わって
Q.これまでのキャリアを振り返って印象的だった仕事について教えてください
福岡支店時代に携わった大型客船の事業ですね。大型客船の造船スケジュールに合わせて各国から輸入した部材の輸入から倉庫での在庫管理、造船現場への配送までを一貫して行うことが私の仕事でした。欧州の数多のサプライヤーから次から次へと貨物が届けられるのですが、書類の不備が多く、貨物の税番や申告方法を確認する作業が大変でした。東京で勤務していた頃は、同じ住友商事グループの人間としか話をしたことがなかったのですが、この案件で初めてグループ外のお取引先の方と直接やり取りすることになり、大変緊張したのを覚えています。客船が完成したのは東京に戻ってきてからですが、物流の仕事は、目に見える達成感を得にくいことが多い中、塗装されて綺麗な姿になり、進水式で出航する映像を見た時は感動しましたね。

大型客船の部材が保管されている倉庫
小さな拠点だからこそ
Q.仕事のターニングポイントについて教えてください
福岡支店時代に顧客の営業担当の方と共に営業活動をした経験が自分にとっての仕事のターニングポイントだと思います。福岡には、住友商事の各グループ企業の多く支店がありますが、いずれも規模が小さいことから、同じビル、同じフロアの中に各社の方々がいるという環境です。東京にいる時は物流実務が業務だったのですが、福岡では、当社の顧客である住友商事九州㈱の営業担当の方と共にお客様に接する機会も多く、東京で仕事をしている時は見えなかった営業活動も仕事になっていました。 その後、東京に戻って某メーカー様が物流倉庫を探しているとの話を聞き、過去の人脈等も駆使し、パートナーの倉庫会社さんと共にお客様へ営業に行きました。結果は残念ながら失注でしたが、提案内容、方法、スピードの重要性など自身に足りなかったものが何だったのか身をもって学ぶと共に、新しいビジネスに挑むことの面白さを知りました。今まさに、新たなビジネスを作り上げるというのが私のミッションなのですが、売り物を作り出していく難しさに直面しています。いつか、「あの時はしんどかったな」と笑える日が来ることを願って、頑張っています。
私のロールモデルとなった人たち
Q.仕事をするうえでモチベーションにしていることはありますか
私には幸いにして、仕事をする環境に常に「あの人かっこいいな」「ああなりたいな」と思う人が近くにいて、それがモチベーションになっていましたね。 新人の頃は、同じ部署に食肉の輸入を担当している先輩社員がいて、いつも仕事の判断が早く的確で、そんな姿に憧れて同じ案件を志望しました。憧れている先輩社員の後を継いだので当然ですが、仕事のスピードが早く、様々な判断が必要となるなど、私にとってはタフな仕事でしたが多くの事を学び、成長できたと思っています。その後は、異なる事業部にいる専門も考え方も異なる同僚からは「新たな視点」や「考え方」を学びましたし、専門外である物流をよく勉強されている住友商事の営業担当の方からは、「立場を越えて一体となってビジネスを考える」という姿勢を学びました。振り返ると、携わってきた人に恵まれ、そういう人達との出会いがモチベーションに繋がっているなと感じますね。

輸入部時代のメキシコ出張