チームの力で、 貨物を待つ 人のもとへ。
- 2005年入社
輸出第二部 - 小泉 暁子Akiko Koizumi
船積みはバトンリレー。
学生時代は外国語学部でフランス語を専攻していて、就職先も海外と関われる仕事を中心に探していました。そんな時に出会ったのがSGL。貿易実務で海外と関われること、面接時に話を聞いてくださる姿勢に共感し、入社を決意しました。現在の業務は主に輸出入に関わる通関書類の作成です。私たち一般職が書類作成全般を担当し、総合職が内容確認を行い、管理職が最終チェックを行います。担当案件の船積み手配においては、所属しているチーム内だけでなく、住友商事及び住友商事の事業会社の営業担当者、そしてSGLの海運部（輸送本船の手配部隊）のメンバーとも密にコミュニケーションを取りながらバトンを繋いでいきます。たとえば輸出で、予定通りに船積みが進んでいくこともあれば、予定外の急な船積みが必要になることもしばしば。その場合に貨物の準備が船の出港に間に合うかどうかを輸送業者に確認して、調整していくのも重要な役割です。誰が欠けても、船積みは進みません。まさにチーム戦ですね。
書類たった一枚で、 貿易が止まることも。
国によって通関書類の作成方法は異なり、書類作成の難易度が高い地域もあります。例えば中東地域。銀行決済用書類の内容が複雑で、現地で求められる書類に必須記入項目などの決まりごとがあるからです。さらに、書類に少しでも不備があると、銀行決済が滞ることや、領事査証（大使館や領事館において、書類を承認してもらうこと）を取得出来ないこともあります。時には査証を取るために何十万、何百万とお金がかかるので、ミスはできません。顧客である住商グループの営業部に負担をかけないという使命感、絶対にミスはしない心構えで仕事をしています。経験を積み重ね、入社3年目の頃にイラン向けの自動車輸出案件を担当したことがありました。担当を始めた2007年当時は船積み案件が増加し、港のコンテナヤードにコンテナが山積みの状態。メーカーと営業、海運部、そして輸出部隊で密に連絡を取り合い、船積みを進めていきました。何時までに営業から船積み指示及び貨物の明細データをもらわなければ間に合わないというギリギリの状況で、迅速且つ正確な書類をつくっていくのは至難の技。些細なことが大きな損失につながりかねない一方で、ミスなくやり遂げて顧客満足と信頼を勝ち得た時は、達成感に包まれたことを覚えています。
ママになっても、 さらなる成長を。
SGLは女性社員の割合が比較的多い会社です。貿易の仕事は経験や知識が大切なので、産休・育休を経て活躍している女性社員がたくさんいます。私も2012年に産休・育休を取得し、今は時短勤務をしながら仕事と子育てを両立しています。子どもが生まれる前は自分のペースで仕事を進めていましたが、今は定時で帰るために時間配分を考えて動くようになりました。担当案件の業務にどれくらい時間がかかるのかを想定し、スケジュールを立てて時間内に業務を終えられるようにしています。また、案件ごとに主担当とサブ担当が決められていて、子どもの体調などで早退しなければならない時も、サポートしてもらえる体制があるのは心強いですね。多くの人に支えてもらう分、私もこれまでの経験を活かして過去の事例や自分の経験を後輩や新人に伝えていきたいです。そして何よりもチーム全体のレベルを上げていくことが大切だと考えて、日々行動しています。子どもが生まれてからは、大変な時もありますが、働き方にメリハリがついたことで、オンもオフも充実した時間を過ごせていると感じますね。
職掌の枠をこえて。
貿易の仕事は専門性を求められますが、SGLには資格取得支援の制度があります。私も貿易実務の経験を積みながら、通関士の資格を取得しました。チャレンジしたい人には学ぶ環境が整っているのはありがたいですね。その上で、仕事の領域も広げていきたいと思っています。たとえば、最近は日本からの輸出だけではなく、仲介貿易で海外から海外への輸出も増えてきているので、タイやインドなどとコミュニケーションをとりながら進めています。その時には一般職でも自ら海外のフォワーダーや船会社とやりとりをすることもあります。自分自身が仕事の枠を決めなければ、新たな業務も任せてもらえる環境です。貿易実務のプロフェッショナルをめざして自分の価値を高めつつ、お互いをサポートしあいながら、チームで成長していけるような会社にしていきたいと思っています。
CAREER
- 2005
- ロジスティクスサービス本部 輸出第二部に一般職として配属。
ヨーロッパ・アフリカ向け自動車及び補修部品案件、アジア向け中古建機案件の船積み手配、輸出書類作成。
- 2007
- 中東・アフリカ向け自動車及び補修部品案件、ロシア向け建機の船積み手配、輸出書類作成。新入社員の事務指導員。
- 2012.6-2013.9
- 産休・育休取得
- 2013.9末
- 復職
- 2013.10
- 中東・アフリカ・中南米カリブ向け自動車及び補修部品案件の船積み手配、輸出書類作成。
